プロフィール
山本 竹勇 (やまもと ちくゆう)
埼玉県大宮市(現さいたま市)生まれ
1973年、峰村流民謡三味線を峰村利松繁、峰村利松師に師事、その頃に高橋竹山のレコードを聴いて感性を刺激され、独習を始める。その後東京にて高弟の高橋栄山師と故成田雲竹の愛弟子である須藤雲栄師に手ほどきを受けて開眼、竹勇の名を許され、竹山流津軽三味線と津軽民謡・国風雲竹流の師範となる。
「津軽三味線と津軽方言詩の世界」や「祭り組曲」等を創作し、高橋竹山ジョイント公演のプロデュース、ステージディレクターなど、全国公演やライブハウス他、海外でも高い評価を得ている。
1998年のロシア日本大使館主催によるモスクワ公演では絶賛を浴び、チャイコフスキー音楽院にも招待された。その後2003年3月には在ハバロフスク総領事館主催の日本文化フェスティバル「日本の南と北の音」にも参加。
また、1999年にはケープタウン、ヨハネスブルクで開催された在南アフリカ大使館主催のJapan Festival '99や、2007年5月に開催されたバルト三国のリトアニア・アリタス市主催の第3回盆栽・水石展覧会Japanese Art Festival'07では初の津軽三味線公演を成功に導き大好評を得た。
同年7月には中国上海で、2008年6月にはベトナムで親子ライブを、2009年8月にはサイパン島バンザイクリフで開催された戦没者慰霊コンサートと地元ライブを開催。
1996年、アフリカンパーカッション&クリスタルボールの「わきたにじゅんじ」、サックス&フルートのTommy Gこと「富永ことぶき」と共にイエローパッケージを結成。
2012年、台湾感謝音楽祭を高雄、嘉義、台東、台北(ワークショップ)に出演。2013年、2015年インド・ニューデリーにてシタール&タブラとのコラボレーション。
その他クラシックやモダンダンス、フラダンス、バリ舞踊、朗読詩や語りとのコラボレーション等、異種ジャンルとの融合を試みるなど、多才な活動を展開。その柔軟な音楽性は、古典的な「三味線」という世界を以てより現代的であり、国内外での学校公演も多数開催するなど、教育関係からも絶大な支持を得ている。