高橋竹山ライブラリー
(手持ちの音源から少しずつ紹介しています)
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三味線の詩(うた) |
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よみうりテレビ「11PM」の企画制作により放映された、昭和49年度芸術祭参加作品「三味線の詩」をLPレコード化したものである。後に叩きと弾き三味線の流れが作られたという高橋竹山 vs 木田林松栄によるバトルもあり、三味線の歴史を学ぶ上でも貴重な音源となっている。 | ||||
源流・高橋竹山の世界 |
キングレコード |
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竹山が63年に発表した初アルバムの復刻だ。キングレコードの斉藤幸二氏が竹山宅を訪ねて懇願し、LPレコード化したもので、ソロアルバムとしては当時歴史的大ヒットと高く評価され、東京オリンピックでは、選手達に日本のおみやげとして持たせたというエピソードもある。巷に出回っている安価なCDは、版権の切れてしまったこの原盤をコピーしているものがほとんどだ。斉藤氏がいなければ今の竹山はないと言っても過言ではない。 | |||
津軽の響き |
キングレコード KICH2219 |
1.津軽よされ節 2.津軽音頭 3.津軽じょんから節 4.即興曲「岩木」 5.津軽あいや節 6.津軽じょんから節(中節) 7.津軽よされ節 8.津軽音頭 9.三味線じょんから 10.即興曲「岩木」 |
NHKのビデオから収録されたもので、津軽三味線は演奏者の個性で元来即興的な面白さがあって、別な曲と聴き間違える程ですが、高橋竹山の演奏はその都度趣があり、敢えて曲の重複を避けずに収録してある。演奏年代や場所などにより変遷が楽しめる。 | |||
津軽三味線決定版 |
CROWN CRCM-40001 1990年発売 |
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津軽三味線組曲他全15曲が収録されてる。弟子が参加しているアルバムが少ない中、新じょんから節、鰺ヶ沢甚句、十三の砂山、りんご節については弟子の竹善、竹苑、栄山が参加している貴重な一枚。ライナーノーツは竹内勉氏が解説している。 | |||
高橋竹山・津軽の心 |
CROWN CRCM-40002 |
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竹山が74年に発表したアルバムの復刻だ。高橋竹山といえば独奏というくらいにソロの演奏が有名だが、元は唄付けから始まった伴奏曲であった。独奏はもちろんだが、つかず離れず、絶妙に唄を引き立たせる演奏にも光るものがある。中でも弥三郎節、わいは節、鰺ヶ沢甚句は弟子の竹善に三味線を弾かせて竹山は胡弓に似たバンコと呼ばれる楽器を演奏している珍しい音源である。 | |||
津軽三味線 |
1.口説節「鈴木主水」 2.じょんから口説 3.三味線じょんから(旧・中・新節) 4.津軽おはら節(旧・新節) 5.三味線よされ節(旧節) 6.同(新節) 7.津軽あいや節 8.津軽音頭 9.津軽三下り |
70年代初頭、渋谷の地下劇場「ジァンジァン」には高橋竹山の津軽三味線を聴くために若者達の長い行列が出来た。民謡の伴奏楽器であった津軽三味線がひとつの音楽として一躍脚光を浴び竹山ブームが沸き起こったのである。これは「ジァンジァン」でのライヴ収録であるが、当時もっとも進んだ高性能SLHテープと最新型デュプリケータを使用して、マスターテープの持つトーンクォリティをそのままオープンリールにプリントすることに成功した。音マニアには貴重なオープンテープの音源である。 | ||||
津軽三味線 |
1.口説節「鈴木主水」 2.じょんから口説 3.三味線じょんから(旧・中・新節) 4.津軽おはら節(旧・新節) 5.三味線よされ節(旧節) 6.同(新節) 7.津軽あいや節 8.津軽音頭 9.津軽三下り |
上記の収録を後からCD化したもので内容は全く同じである。デジタルにコピーした分、音が少し硬くなっているが、門付け時代に唄い歩いた口説節など竹山の原点を見いだせる貴重な一枚である。 | ||||
高橋竹山 |
CBS/SONY 30DG 5048 |
1.津軽三味線即興曲(岩木) 2.津軽甚句(どだればち) 3.津軽塩釜甚句 4.鰺ヶ沢甚句 5.弥三郎節 6.リンゴ節 7.十三の砂山 |
一曲目は主題を新じょんから節にとり、即興で20分の大曲にまとめあげている。当時65歳という年齢を感じさせない若々しく緊迫感にあふれている。また、これだけ長いものを弾いたのはこのアルバムが初であり、50年にわたる竹山の三味線を集大成したものとして歴史に残る演奏である。また2曲目以降は成田雲竹翁が発掘した民謡に竹山氏が三味線を付けて世に出た曲でソロとしても充分聴き応えがある。 | |||
高橋竹山 |
CBS/SONY 30DG 5049-50 |
津軽三味線組曲(十三潟)と竹山、民謡の心を語るの2枚組CD。竹山のふるさとの息吹を伝えるという制作意図で作られたアルバム十三潟には津軽各地で収録された演奏とともに、状況音、生活音が記録されている。また2枚目では津軽民謡についての思いを語っているが、須藤雲栄の珠玉のような美しい唄声はまさに絶唱というにふさわしい。 | ||||
高橋竹山 ハイ・サウンド |
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このアルバムは、78年7月26日に渋谷の「ジァンジァン」で録音されたものと、81年6月にスタジオ録音されたものが使われている。78年の録音は弟子の竹与(現・二代目竹山)との二重奏で。聴き応えがあって素晴らしい。ハイサウンドと銘打っているようにデジタル録音が使用されているが、アナログの方がダイナミックレンジが高く、音に厚みがあるようだ。 | ||||
津軽三味線
高橋竹山の世界 |
CD5枚組+別冊解説書+特製カートンボックス (商品番号952-758-01-01) (\14,000) |
ソニーファミリークラブから出ている、通信販売だけの特別企画。津軽三味線・竹山の至芸・津軽民謡・十三湖・岩木の幻想の5枚組からなる竹山師の集大成といってもいい音源で、佐藤貞樹氏による解説も充実している。 | ||||
津軽三味線 高橋竹山'94 |
演奏活動70周年記念ライヴ |
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竹山85歳、演奏70周年を記念して、94年3月に渋谷の「ジァンジァン」で録音された最後ものである。上記5枚組CDから約10年ぶりの録音となるが、「三味線も人間も同じで、年とったぶんかわるし、へたになるが、逆にまた若い人にはだせない味やにおいをだせるようにもなると思う。それがだせるかどうかやってみるか!」このCDはそのようにして出来上がった。写真のCDは構成された佐藤貞樹氏から直にご恵贈いただいたものです。 | |||
高橋竹山 |
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1971年RAB青森放送が制作。高橋竹山の原点をとらえた感動の芸術作品は、昭和46年度芸術優秀賞を受賞。竹山が初めて語りに挑戦するなど、人生の軌跡が胸を打つ。油の乗り切った62歳の撥さばきは、激しい気迫が伝わってきて素晴らしい。唄の須藤雲栄がまだ本名の須藤栄子で出演し、竹山が有名になるきっかけとなったテレビ番組をビデオ化したものである。いまは亡き竹山の魂に出会える貴重な永久保存版。 | ||||
竹山ひとり旅 |
VIDEO |
DVD |
新藤兼人監督の竹山ひとり旅がDVDとして帰ってきた。幼くして半失明となってしまった津軽三味線の名人・高橋竹山の波乱の半生を描いた伝記映画。竹山自身が画面に登場するなど、ドキュメンタリーとフィクションの枠を取り払った意欲作だ。竹山を林隆三、竹山の母に乙羽信子が出演している。竹山自身もジァンジァンのライヴシーンから登場し始めるなど、ドキュメンタリタッチに仕上がっている。 | |||
新藤兼人と竹山ひとり旅 津軽三味線の名人・高橋竹山の苦難の半生を中心に自ら、放浪芸人を名乗る若き日の竹山を描いた映画「竹山ひとり旅」のシナリオ付きで、シネ・フロントの別冊として発刊されものである。
「竹山ひとり旅の作家意識をめぐって」と題して、新藤兼人監督と映画評論家・佐藤忠男氏との対談や、新藤兼人研究と題して、「竹山ひとり旅」の構造について、女と性のテーマについて、社会的なテーマについてなど、また監督のプロフィルやフィルモグラフィも付いている。竹山ファンにとっても、新藤兼人ファンにとっても嬉しい一冊である。 シネ・フロント 別冊1 |
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民衆の叫びをこめたひと筋の棹に新たな音の響きを探り続ける--- 津軽三味線 高橋竹山
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2000年4月をもって閉鎖された渋谷のジァンジァンの看板だった高橋竹山のライヴには、当時多くの若者ファンが行列をなして有名だった。そのジァンジァンが独自に企画制作した音源もあり、会場内で発売されていたものである。音源はジァンジァンの録音で当時としては珍しいPCMダイレクト録音を使用し、初めて映像化されたビデオである。その後、制作会社もなくなり、今となっては貴重なものとなってしまったが、冬の津軽をイメージした映像に竹山の三味線が心に響く最高傑作である。佐藤貞樹氏の解説付き。 | ||||
津軽三味線のひびき つがるじょういん |
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1994年に新規録音されたもので、翌年コロンビアミュージックエンターテインメントから発売。夏泊半島での現地収録など、高橋竹山の津軽三味線と須藤雲栄の珠玉の唄にのせて、津軽の四季を紹介しているファン待望の永久保存版。津軽の風土と三味線とのかかわりや、山の自然と共に生きた日々など、竹山の語りも収録されている。永年竹山と共に全国を回り、日本民謡協会の全国大会で日本一となった須藤雲栄の「津軽あいや節」や「弥三郎節」「十三の砂山」の唄も素晴らしい。 | ||||
高橋竹山・その人生 |
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[主な収録曲]
即興曲「岩木」
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竹山の生涯は激動の二十世紀を盲目と云うハンデを抱えて「三味線と歩いたふたり旅」、苦難の道のりであった。吹雪の中を今日生きる糧を求めての門付け時代・津軽民謡の名人成田雲竹との出会い・・・そしてレコード発売から急に光が差し込んだ「竹山ブーム」名人と呼ばれる今日現在まで・・・このビデオはそんな竹山の人生を自らの語りと 津軽三味線の名演奏でつづった感動的な物語である。 |
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高橋竹山・名演集 |
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[主な収録曲]
津軽じょんから節
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竹山の津軽三味線は伝統をふまえた技法に盲目であるが故の感受性・工夫・あらゆる音に対する飽くなき研究努力からなる。 このビデオでは津軽を代表する「津軽じょんから節」「津軽よされ節」から彼の自作の即興曲「岩木」 までを自らの語りとその時々の想いを込めた演奏を収めている。 彼は云う「竹山独り旅と云うけれど三味線と二人で歩いて来た。私は三味線を心で弾く・・・三味線は津軽の匂い・・・死ぬまで三味線と生活して行きたい」と。 |
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高橋竹山・独り語り |
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[主な収録曲]
津軽じょんから節
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芸はその人の生き様を写す鏡である。竹山の三味線を聞くときまさに「どう生きてきたか」
を感じさせる。竹山は三味線の音色にこだわり、その向上心は尋常ではない。名人の芸談
はそれ自体がドラマであり教材でもある。竹山は云う「三味線は棹が鳴き・皮が鳴く・糸も鳴く
・撥が鳴く」「三味線は生きもの粗末には出来ない」・・・と。あらゆる楽器を試みジャンルを越
えた人々との出逢いは竹山の演奏に生きている。竹山の内面をのぞかせるビデオである。
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NHKソフトウェア制作のDVDで、比較的晩年に近づいた竹山の演奏が自身の語りを交えて収録されている。、「三味線じょんから」「三味線よされ」、即興曲「岩木」など、円熟、枯淡の境地に入った竹山の珠玉の名演奏が余すところなく紹介されている。中でも成田雲竹翁が唄っている「津軽おはら節」は貴重な映像である。竹山を発掘し初の三味線ソロLPを制作して世に出した、キングレコードの斉藤幸二氏が解説しているが、彼が居なければ今の竹山はないといっても過言ではない。 |
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このDVD2枚は、上記3本組ビデオのDVD版で、津軽三味線について語る竹山や、シンセサイザーとの共演など、新しい音も求めて飽くなき探求をした竹山の横顔が紹介されている。独特の情感あふれる演奏で津軽三味線を広く世に知らしめ、津軽三味線奏者として不動の地位を築いた高橋竹山。竹山は言う。「三味線は棹が鳴き、皮が鳴く、糸も鳴く、撥が鳴く」「三味線は生き物」と・・・ 収録曲は、「三味線じょんから」「中じょんから節」「三味線よされ」「即興曲岩木」 |
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民謡うたがたり 昭和中期、ラジオ青森で企画・放送された民謡教室の膨大な秘蔵放送音源の保存テープをコロンビアが民謡うたがたり(5枚)シリーズのCD盤として発売された作品。津軽民謡の神様と言われた・成田雲竹と、津軽三味線の巨匠・高橋竹山の貴重な歌と演奏、加えて雲竹師の軽妙な民謡解説が、歌い継がれてきた現民謡に新たな光りを投げかける話題盤!竹山が伴奏する他県の民謡等々、他の音源ではめったに聴けないものばかり、民謡ファンならば5枚ともに揃えてみたい貴重なCDとなっている。 |
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