二代目・高橋竹山 他竹山流関係
津軽 高橋栄山・須藤雲栄 |
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竹山に師事した栄山、雲竹に師事した雲栄のおしどりコンビは、それぞれ竹山のレコーディングにも参加してきているが、今回は愛娘の純子が加わっての初のCDアルバムとなる。若い純子の唄を栄山の三味線がやさしくフォローしている。特に浪曲入りの津軽おはら節は珍しく、夫婦の息がピタリとあっていい味をだしている。また栄山の即興曲八甲田は圧巻であり、まさに津軽のタイトルにふさわしく哀愁がある。 | ||
35周年記念 高橋竹善 |
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故高橋竹善氏が芸歴35周年を記念して発表した津軽三味線集である。1963年に初代高橋竹山に弟子入り。64年、津軽民謡善知鳥会支部長に就く。津軽三味線県協議会副会長などを務め、米国やブラジルで招待公演をするなど竹山流の普及に努めた。竹善氏も師匠のアルバムに参加してきているが、本人だけの貴重な演奏が堪能できる。 | |||
故郷 高橋竹童 |
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このCDは1996年に発売されたファーストアルバムであるが、本来の津軽物のと沖縄県民謡など、南の音と北のリズムの対比が新鮮で面白い。竹童自身は竹山の影響もあって、たいへん勉強家で、津軽三味線の他にも尺八、三線、胡弓など、また落語なども研究している。特に、おわらの盆に魅せられて毎年通い詰め、修得したという越中おわら節(富山県民謡)の胡弓の演奏は、哀愁があって絶品である。 | |||
風紋 高橋竹童 |
COCJ-31276 こちらで購入できます |
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日本コロンビア(株)から発売されたセカンドアルバム。本来の津軽三味線が、竹山ゆずりの音色で納められているが、中でも曲弾きを、叩き三味線風の(Part1)と、弾き三味線の曲弾き(Part2)とに分けて演奏しているところが興味深い。自身は津軽三味線全国大会に挑戦するなど、叩く三味線もお手の物だが、入賞を叩きの三味線に押されがちな中にあって、彼の三味線には観客も拍手喝采を惜しまない。 あえて挑戦する意欲にも喝采! |
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月潟 高橋竹童 |
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合併で自身の故郷の名が消える月潟村(新潟)への思いを何らかの形で表現したいと、高橋竹童の呼びかけでできた最新アルバム。 |
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〜Smooth Sounds〜 山本竹勇 |
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2003年にロスアンジェルス・ノースハリウッドのRUNA entertainment,inc.からオファーがあり、 音楽プロデューサーを担当、BGMとボーナストラックに参加した作品だ。現地のレコーディングでは、 サンポーニャやコンガとのコラボレーションもあり、いい出会いの音楽を創作できたと思う。 一部には、アフリカンパーカッション(わきたにじゅんじ)との国内レコーディング音源も使用されているが、カリフォルニアの海の映像とがマッチした癒しのDVDに仕上がっている。またボーナストラックには、カリフォルニア西海岸で演奏する竹勇とプロフィール紹介、スタジオでのレコーディング風景や津軽三味線の歴史から構造などが日本語と英語で紹介されている。映像だけと、演奏入りの双方が切り替えられるのもDVDの特徴だ。 | ||
六つの花 保村雪山
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高橋竹山に師事した後、高弟の高橋栄山に習い継ぎ、高木恭造の方言詩と津軽三味線のライヴで津軽の心を伝え歩く保村雪山(やすむらせつざん)のデビュー盤である。固い音になりがちなデジタルCDにあって、アナログに近い三味線の音質を実現。ギターにのせて語る彼女の方言詩は絶品である。高橋竹山、高木恭造を愛し、ふるさと津軽に思いを馳せて語る詩と三味線には、魂の入った言霊と音色が感じられて癒される作品だ。 |