〜門付け三味線を訪ねて〜
山本竹勇
津軽三味線の魅力

津軽の厳しい風土と風雪に耐えながら、ボサマと蔑まれ差別された盲目の旅芸人達が、
その日の糧を得るために門付けし、まさに生きるために弾いた津軽三味線。
名匠・高橋竹山の流れを汲む山本竹勇が、大條和雄氏から門付け三味線を継承する
木村詠里佳と共に、激しくも切ない津軽三味線の真髄と魅力に迫る感動のライヴ

2005年3月12日(土)PM7:00〜
ライヴスペース・奇聞屋(西荻窪南口)於

   
 

西荻窪のライヴスペース奇聞屋では、詩の朗読他、多彩なライヴが連日繰り広げられています。前回は詩人の武力也・追悼ライヴでしたが、今回は本来の津軽三味線を聴いていただこうと、ゲストに門付け三味線の木村詠理佳さんを迎えての共演。PR不足でお客様が少なかったものの、遠く津軽から聴きに来て下さった方やリピーターの方もいらしてたいへん意義あるライヴとなりました。

 


木村詠理佳さんの演奏


演奏中の竹勇


皆様どうもありがとうございました


木村詠理佳さんと


お弟子さんやリピーターの方と


津軽から聴きに来て下さったお客様方と

 

当日のアンケートから

◆今、色々な津軽三味線を聴く機会がありますが、今夜は、やはり津軽三味線のルーツである、門付け〜津軽民謡が聴けていい勉強になりました。木村さんの三味線は門付け三味線時代の風景が浮かんできました。今日は本当にありがとうございました。

◆初めて三味線ライヴを聴きました。三本の弦なのに色々な音が出るのに驚きました。やはり新じょんから節、よいですね。

◆「十三の砂山」は、とてもすばらしかった。主人がとても好きな曲でした。

◆先生のライヴを聴いて心から引き込まれていく自分がありました。

◆勉強させてもらいました。きれいな音色と正確な音に感動しました。

◆古いタイプの弥三郎節、初めて聴きました。そんなものがあるとは知らなかったので勉強になりました。
メジャー調のあいや節は、ほろ酔い気分に心地よくひびきました。木村さんのメジャー調のあいや節のリズムが最高!あいや節の歴史の話も参考になりました。

◆久々に近くで生演奏が聴けて、とても楽しめました。普段耳にする三味線の音が限られた人のものが多いため、お二方の音メロディーは刺激的で、たいへん勉強になりました。また是非演奏会に足を運ばせていただきたいと思います。

◆今日もステキな心のこもった演奏をありがとうございました。門付け三味線から始まった”古いものを大切にするこころ”を感じた演奏会でした。12月の親子コンサートin東久留米もたいへんよかったですが、今日の弾きと叩きの聴き比べは、とても、その特徴がよく表現されていてよかったと思います。津軽に行くようになって18年、ネブタに魅せられ通い続け、念願の三味線を手にして、今”本物の音”を追求したいと修行の身です。岩木山とりんご畑を思い描きながら、亡き父を思いながら、供養の三味線をお彼岸には墓前に捧げます。

◆最後の即興、最高でした。


皆様からのアンケートの一言一言が、私にたくさんのパワーと生きる力を与えてくれます。お忙しい中、また遠方からもご高覧賜りまして誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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