じゃむ じゃむ 通信 

2005 4・20  bQ2

 

桜の花は 今年も 咲きました。

  新聞、テレビ等は例年に比べて桜の開花が相当遅れていることを 伝えていましたが、小山市も4月10日の日曜日にやっと見頃にな りました。桜祭りは3月26日から始まりましたが、桜が開花しな い為に盛り上がりのない祭りになったそうです。自然に対しては、 人の思惑は無力であり、都合も通じない、、、という言い古された事 を思い出しました。お花見を楽しむ人々の惜しむ思いにも知らん顔 顔をして、季節はずれの寒さの前に桜は早々と散っていき、小雨の (近くの城山公園の桜) 月曜日には公園を訪れる人影はまばらでした。”例年”という言葉 が表す感覚の中で人は、(そして私も)予想する頃に桜の花が咲くことが当たり前だと思っています。

 子供の頃、寝床に入って心配になる時がありました。

学校で習った宇宙の事、地球の事を考え始めると、、、

『いま自分がいるこの星が、何かの都合で宇宙の迷子になりはしないか?いつもの道をはずれてしまいふらふらと、とんでもない方向に、独りでどこかに行ってしまい、太陽の見えない宇宙に行ってしまうのではないか?』

地球が太陽の周りを規則正しく回っていることが不思議であり、信じられないことでした。

規則正しく回ることを、一体誰が決めたのか?

 今年は時期が少しずれたとはいえ、桜の花は咲きました。桜に限らず、いろいろな種類の花は私達を楽しませ、心を和ませてくれます。多くの種類の花が春に咲き始め、木々の緑は秋に散っていきます。自然界の絶妙のバランスが花を咲かせ、紅葉の終わった葉を散らせているのだろうという道理を、私は、つい忘れがちです。自然界の営みを維持する為のバランスを保つ要因のどれかひとつが崩れただけで、私達が当たり前と思っている事がことごとくだめになってしまうのでは、、、、

 『心配少年』だった私は今でも変わらず『心配おじさん』をやっています。

でも、この心配だけは何才になっても忘れ

ないようにと思っています。

 『宇宙空間にあって、私達の住む地球が太陽の周りを約1年をかけて回っていることは

奇跡であり、同じように、この地球上に毎年桜の花が咲くことも奇跡なんだ、、、』

 

本当の支援とは・・・考えさせられました。

 

@当店に事務局のある「ベトナムの子供達と共に生きる会」の小銭募金にお客様から温かい心遣いをしていただいています。昨年の10月、11月、12月の募金の総計は11,481円でした。その間日本では新潟中越の地震災害、スマトラ沖の津波災害、そしてマスコミではあまり報道されていませんが、数十名の死者・行方不明者・家屋被害をだした11月下旬のベトナム・フエのフォン川の水害などがありました。そこでみんなで話し合い、「緊急に今必要としている場所・人」に、一部を役立ててもらおうということになり、昨年12月下旬、下記のように義援金として送らせていただきました。

・新潟中越地震募金   :日本赤十字社新潟支部       3000円

・スマトラ沖津波募金  :財団法人・日本ユニセフ協会     3000円

・フォン川氾濫被害募金 :ベトナムの「子どもの家」を支える会 4000円

残金1481円は会の募金とさせていただきました。

A昨年7月に当アートスペースで講演をしていただいた「ベトナムの子どもの家を支える会」代表である小山道夫さんからメールをいただきました。日本経済評論社からの原稿依頼に対し、「ベトナム在住12年で知った『海外支援の実態』とは?」という題で寄稿なされた文です。これからの私どもの活動に、深い示唆を与えられたと同時に、真の支援

の難しさを考えさせられました。寄稿文全文を掲載させていただきます。


ひょっとしたきっかけでベトナム・フエ市(人口30万人)に住み、ストリートチルドレンの自立支援活動を始めて12年になる。この12年間、ベトナムから「海外支援」の実態を見てきた。

支援の実態

 日本ではいまだに物をあげることが海外支援だと思っている人が多い。私も物の支援自体を否定するつもりはない。しかし、私がベトナムで見た「物の支援の実態」は支援する人たちの自己満足としか思えないような支援が多い。いくつか実例を挙げると・・・・

 フエ医科大学に日本の支援団体から数百万円もする乳児の無菌装置が贈られた。しかし梱包が解かれないまま長期間放置されていた。担当者に聞いてみると「この無菌装置はGAS USE なのでガスのない(当時)フエでは使えない」とのことだった。電気で生活しているベトナムの実態をもう少し調査すれば、このような無駄な支援はおこらなかったのにと思う。

 12年前、フエ市の青年団体と協力してストリートチルドレンを支援したことがあった。40人ほどのストリートチルドレンを施設に入れ、衣食住・通学の支援をした。年間100万円ほどの支援金だった。ところが、フエ市の青年団体は、アメリカ、フランスの支援団体からも同様の支援金をもらい、結局、支援金の「三重取り」が発覚した。現地に住んでいる私の支援金でストリートチルドレンの支援を行い、アメリカ・フランスからの支援金200万円分はこの青年団体の幹部が着服していたのである。アメリカ・フランスの支援団体は数年間騙されていた訳である。年に1〜2回の現地訪問では支援金の行き先の詳細は分からない。

 ある日本の団体がフエ市のとなりにあるダナン市人民委員会に自転車を100台程寄贈した。貧しい子どもたちの通学用にと。ところがダナン市人民員会は自転車を売り飛ばし、お金に替えてしまい、子どもたちに自転車を渡さなかった。お金はあいまいなまま消えてしまった。

 フエ市のある医療施設に九州の小児病院から一千万円近くの中古医療器具が贈呈された。数年後、その小児病院の関係者が医療器具の使われ方を調査に来た。しかし、フエの医療施設は「医療器具は倉庫にしまってある。鍵をもっている責任者が出張して開けられない」として、結局、日本の支援者は寄贈した医療器具を見ることが出来なかった。フエの医療施設は、寄贈された医療器具を既に売却しお金に変えてしまっていたのである。この種の実例を挙げれば枚挙に暇がない程である。

支援は利権

支援をする側は支援であるが、「受ける側」は利権である。支援する側は「良いことをした」と自己満足しているが、支援を受ける側は、海外からの支援を利用し私腹を肥やしたりしている。支援が必要な国は発展途上国が多く、政治的にも様々な問題を抱えている国が多い。独裁国だったり政治的に不安定だったりと。こうした国では、一部の特権階級が海外支援の受け取り権、配分権などを独占する傾向が強い。ベトナムなども一党独裁の国である。海外支援の大半は、一つの党関係者が独占的に管理している。批判がない中で多くの支援を巡っての不正が起こっている。

海外支援者の義務 

ベトナムに関係する多くの支援団体は支援を送ったら終わりである。これらの支援物資等は日本人の善意に頼って寄贈を受けたものである。支援団体は海外に贈った支援が「どのように使われ」「最終的にどこに届いたのか、届かなかったのか」を調査し、日本の支援者に報告する義務がある。

支援の目指すものは?

私はベトナムで12年間支援活動を行っているが、物の支援が海外支援だと思い活動をはじめた。しかし、この12年間の活動と経験から支援の目的は、「子どもたちや人間、人を育てること」だと気づくようになった。物の支援はあくまでも「人を育てる」ための手段であって、目的ではないと・・・・。


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