じゃむ じゃむ 通信
2003 5・1 bP7
桜の花が終わり、新緑の美しい季節になりました。
今まで茶色一色だった雑木林も、若草色の葉が目立つようになりました。緑の間を飛び回る小鳥の声も以前より元気を増しているように聞こえます。
「え、これってなあに!?」という公演を2つ
長く生きていますと、常識にはまり込み、物事の考え方から生活のパターン・嗜好にいたるまで知らず知らず条件づけられ、そこから抜け出すのはなかなかしんどいものです。感性も溢れる情報に流され、ついつい観慣れたもの・聴き慣れたものにそのアンテナが向いてしまいます。まして煩雑な日常生活から飛び出して、ゆったりした異空間に遊ぶのもためらわれる昨今のご時勢、耳慣れないもの、観慣れないものへ向けるエネルギーは日々細るばかりです。そこで今回、多くの方になじみがないと思われる2つの公演を紹介します。「え、これってなあに!?」と心動いた方、好奇心を奮い立たせ、感性に喝!を入れてみませんか。
一つは、舞踊芸術としてのオイリュトミー公演「宮澤賢治へのオマージュ(献辞)」です。
音楽のリズム教育「リトミック」としばしば間違われますが、オイリュトミー芸術はオーストリアの哲学者・教育者・芸術家であるルドルフ・シュタイナーによって20世紀初頭に始められ、「人間の体の動き」で「言葉」「音楽」を目に見えるようにする舞踊芸術です。詳しくはチラシの裏面をご覧下さい。今回、鹿沼在住のキムハヌル・金玲希ご夫妻により彼らが敬愛してやまぬ宮澤賢治の作品を中心にその熱い想いを演じていただきます。言葉に興味のある方は、言葉に宿る力・感情のニュアンスをその動きから生き生きとしたイメージへと膨らませることが出来るでしょうし、音楽に興味のある方は、低音部・高音部のメロディーが二人の動きで演じられる様を目にする時、その音楽をより深く体験することが出来ます。彼らのオイリュトミーの特徴は、「型」を踏襲しながらも、動きからあふれ出る舞踊性の豊かさにあります。オイリュトミストであり、ダンサーでもあるということです。今回は無理をお願いして、公演の前に初心者のためのデモンストレーションをしていただきますので、「え、オイリュトミーってなあに!?」という方にも楽しんでいただけるプログラムです。
出 演 オイリュトミスト キム ハヌル ・ 金 玲希
日 時 : 5月25日(日) 午後2時開演
場 所 : 小山生涯学習センター (ロブレ6
F)費 用 : 大人
2,000円 小中学生1,000円 幼稚園生(年長生)500円主催・制作 : アートスペース じゃむじゃむ
もう一つは、ギリヤーク尼ヶ崎 さんによる 大道芸「那須野が原に舞う」です。
大自然の中で舞う「祈りの踊り」・・・・70歳を過ぎた今も、大道芸一筋に踊り続けているギリヤークさん・・。きれいな照明があるわけではありませんし、音楽も古いテープレコーダーから流れてきます。衣装は赤い襦袢とふんどし、白く塗られた独特の顔、無造作な長い髪、奔放な舞い・・・整然とした美しさだけを舞踊だと思い込んでいる方にはショック!かもしれませんし、感性が受けつけないかもしれません。そこで早々と引き上げると大損します。ギリヤークさんの大道芸の真髄は最後の踊りにあるのです。出だしに踊られる小品はウオーミングアウップ にすぎませんが、一瞬きらめくようなポーズの美しさをお見逃しなさらぬよう・・。一見自由奔放な踊りの奥に、しっかり訓練された肉体が隠されています。辛抱強く見ているうちに、激しくかき鳴らされる津軽三味線の音に乗って、「津軽じょんがら」から「よされ節」「涅槃じょんがら」へと踊りつぎ、いよいよ「念仏じょんがら」へ・・・「え、これってなあに!?」なんて目をそむけず、しっかり一期一会の踊りに立ち会ってください。「あの一瞬」(観る人だけが分かります)に彼の全身全霊が込められているのですから・・・。コメントなんて不要です。解釈もご自由に。異質なものを味わってください。こうあらねばならぬ踊りなどないのです。5月末の那須野が原・・・ゆっくりと目覚めていく大自然の中で、ビール片手に寝転びながら、「ヨー!ギリヤーク!」とひと声かけて楽しんでいただけるとうれしいです。 無料、投げ銭大歓迎。
日 時 2003年 5月31日(土) 午後2時より
(雨天の場合 6月1日(日)午後2時より)
場 所 「道の駅」那須高原 友愛の森・広場(東北自動車道那須I.Cより5分)
費 用 無 料 (投げ銭大歓迎)
募集! お家の居間で「ホームコンサート」をやってみませんか ?
フォークシンガーの高橋忠史さんが2003年元日より「365日連続ライブコンサート」をやっています。九州を振り出しに順調に進んでおり、8月初旬栃木県にやってきます。現在、当アートスペース、鹿沼、黒磯の3ヶ所が予定されていますが、もしご自宅の居間で「ホームコンサート」を開いてくださる方がおりましたらご連絡下さい。歌唱力・歌の内容・楽しさは3回の当スペースでのコンサートで証明済み。台所でやったこともあるということですが、6畳の広さがあれば十分です。お友達、ご近所の方、親戚一同を誘い合うとか、いろいろな形で気楽に開けます。おひねりコンサートでも結構ですし、高橋さんと相談して決めてください。ご連絡はじゃむじゃむへ。
珈琲ハウス 近況
新しいコーヒーメニュー『パリの空の下』が好評です。
コーヒーの自家焙煎も始まる予定です。乞うご期待!!!