じゃむ じゃむ 通信
1999 3・25 bP
「じゃむじゃむ通信」を発行します・・・・アートスペースを開いて約2ヶ月が経とうとしています。1月31日のジャズライブに始まり、3回行われた柿おとしのピアノコンサート、コーラスグループの練習なども終り、スペースもひと段落です。さまざまな出会い、予期せぬハプニング、貴重なアドバイス、うれしい感想・・・今、一つ一つ静かに振り返っています。このスペースで巻き起こったそうしたこと、そしてこれからのことなど、内外のいろいろな情報を含めて「じゃむじゃむ通信」を発行します。不定期ですが読んでいただけるとうれしいです。オーナーである主人(健)と、パートの従業員の私(清)とで、お互いの仕事具合をみて適当に担当します。男と女というスタンスの違い、趣味の違い(共通するものなし)、個性からくる考えの違い(はなはだ違う)など、その時その時で首尾一貫性にかなり欠ける通信になりますが、「それもまた楽し」なので、クスクス笑いながらでも気軽に読んでください。お互い「検閲」なしで自由に書きたいことを書くというのが唯一の取り決め。紙面作りも、ワープロ字体も違いますがあしからず。今回はじゃんけんで負けたので(清)から・・・。アートスペースの短い報告・・・2/11、2/27、そして3/7の追加公演を含む奥浦博子さんの3回目のピアノコンサートは、通算160名近い方が聴いてくださったことになります。50席という限られたスペースのため、お断りする方が多く、東京、高崎など遠方からも来ていただきうれしい限りでした。今回のコンサートでは、演奏者である奥浦さんの、曲の背景、その曲にたいする彼女の思いなどのお話があり、大きなコンサートでは味わえない楽しみがあり、多くの方に好評でした。「一曲一曲、ああそうなのかと心にしみました。」「演奏者と聴く側のバリアが取れ、同じ空間で音楽を共有しているという思いがしました。」「こんなに」音楽を身近に感じられたのは初めてのことです。」「ずーと好きだった曲の題名が今日やっと分かり、お話をきいてますます好きになりました。」・・・アンケートの感想に書かれたものや、直接私に話してくださった感想です。奥浦さんには、忙しいスケジュールをさいて追加公演をお願いしたり、演奏とのバランスがむずかしいお話をお願いしたり、大きな負担をかけてしまいましたが、最後のアンコールのとき、「小さなコンサートはお客さんの反応がすぐ分かり、演奏者にもいい勉強になります。」という彼女の言葉に救われる思いでした。また、思わぬハプニングも起きました。打ち上げも半ばに差し掛かる頃、私と彼女の高校時代の友人がご主人と一緒に花束を抱えて入ってきました。開演を7時と思い、わざわざ東京からやって来たのです。シャンペンとビールでリラックスしている奥浦さんは笑いながら言いました、「もう一度弾きましょう。」一同絶句!かくして、聴衆15人のミニミニコンサートが繰り広げられました。モーツアルトとシューマンの2曲を弾き終り「本当に楽しく弾けたわ」と言う彼女に感謝あるのみでした。2日後、市内の女性コーラスグループ「シニアーズ」(40名)の練習に使っていただきました。その名の通り、シニアの方が多く、外国の方もいらっしゃいました。ユーモアを交えながら、明るく楽しい先生の指導のもと、本格的な発声練習も含め1時間30分ほどの練習をしてから、ケーキと飲み物でひと休みした後、先生が歌を披露してくれることになりました。第一声からその豊かな艶のある声の響きにびっくり・・・たったの2曲でしたが、素人の私にもこれはただごとではないと思わせるステージでした。後でお伺いすると、イタリアで本格的に修行を積まれたとのこと、「本物は隠れたとこにいるものですよ」という調律師の深川さんの言葉が思い出されました。いろいろな方に出会うものだと考え深い1日でした。それから数日後、老人センター移転のため1ヶ月ほど行き場を失った、我が家のおじいちゃんと友達5,6人がスペースに集まり、囲碁、将棋、おしゃべりを楽しんでいきました。これはまさにボランティアです。産声をあげたばかりのアートスペースの短い経過報告です。軌道にのるまでにはもうしばらく時間が掛かりそうです。このスペースを通り過ぎていくであろう人、人、人・・・予想もつかない人の海原・・・そしてそこで巻き起こる出会いの数々の物語・・・この小さな田舎町の、小さなスペースから、何か香り漂うものが少しでも発信出来たらいいなと思っています。「あせらず、ていねいに」が目下2人の合言葉です。これからのこと・・・これからの「じゃむじゃむ」主催コンサートの予定は、5月22日(土)にファゴット(詳しくは下記に)、フォークソング(9月頃、現在調整中)、津軽三味線(交渉中)、と具体的動きに入っていますが、このほかフルート、ドイツリート、ライアなどのコンサートも予定しています。これをお読みになった方の中に、「こんなアーティストがいますよ」とか「こんな事をしてみては」などというアイデアをもっていらっしゃる方がおりましたらご一報ください。時間がかかるかもしれませんがじっくり取り組みます。会員制にしてはどうかとか、宣伝方法など、まだまだ問題は山積みですが、当方馬力不足なので、少しずつ動いていきます。もう一つやりたかったこと・・・・・「大村祐子さんを迎えて」講演会実は、このスペースを作るとき、私のなかにもう一つやりたいことがありました。それは教育に関する活動です。今、私達大人が変わらなければ子供達は救われない・・・心底そう思っています。それではどうすればいいのか?・・・正直なところ、20数年間教員をしてきた私にも分からないのです。ただ私は教師という立場を少しはなれ、学校という枠の外で、人が成熟していくということはどういうことなのか、常識やモラルにとらわれないで自由に考えてみたいのです。大学のとき子安美智子さんの「ミュンヘンの小学生」という本を読み、以来ずーと、この芸術教育を根幹に据えた、ある意味では日本の教育の対極にあるようなシュタイナー教育に注目しています。その教育は一風変わった教育方法ゆえに、一般的に触れにくいかもしれませんが、「この今」を解きほぐす1つの手掛かりになると思っています。現在、双方でスケジュールを調整しているのではっきりした日取りはお伝えできませんが、アメリカのサクラメントにあるドルフ・シュタイナー教育養成で学ばれ、その後長い間シュタイナー学校で教えられていた大村祐子さんをお招きしての講演会を予定しています。子供の問題を考えるというよりは、私達大人の内をもう一度見直すチャンスといったほうがいいかもしれません。子供も大人も、生徒も教師も、「学ぶ」ということに対しては、ある意味で全く対等なのだと思います。大人が偉いわけでもない、教師が正しいわけでもない。そんなところから考え始めてみたいと思っています。興味のある方はどうぞいらして、一緒におしゃべりしませんか。本の紹介
「わたしの話を聞いてくれますか」 大村祐子著 ほんの木出版
モダンダンスの紹介・・・・「- GISELLE - 考える不在」北井千都代ダンスドライブU同封しましたチラシは、私が長い間お世話になったモダンバレエの先生、北井千都代さんのステージのご案内です。彼女の動きは、時に空中を浮遊しているかと錯覚する瞬間があります。独特の脱力から生み出される踊りのしなやかさから、多くのメッセージが放たれているように思えます。時には存在がないかのように、時には強烈に主張する・・・どうぞ一度御覧になってください。体は音に劣らず雄弁です。 (清)
第2回 アートスペース じゃむじゃむ主催 コンサート
ファゴットへのお誘い 1999年 5月22日(土) 2,500円昼の部 3:00pm 夜の部 7:00pm
演奏者 ファゴット プログラム鈴木大志 ・ピッグス鹿野智子田中ささら ・ファゴットのための作品 ビバルディ小森寛子ピアノ ・ふるさとの四季 日本の歌曲メロディー他小口友子(お申し込みは下記まで(それぞれ50名になりしだい締め切らせていただきます)
ART SPACE & COFFEE HOUSE じゃむ じゃむ〒323-0026 栃木県小山市本郷町1−7−2(和田屋新館そば)TEL 0285-24-3870 FAX 0285-22-0763